おひとり様、ご案内

節操無し女のお気持ち表明場所

無知なアラサーオタクがネズ〇講っぽい集まりに行ってしまった話

‪思えばちょいちょい怪しげな点はあったんだよな.......

とりあえず「知らない人にはついて行かない」という基本の基本である常識を忘れないように自戒の意味を込めてこの記事を書こうと思う。

と言いつつ書き上ったのを見直したら、記事というか私の偏見と「ピンハネマジで許せん」という思いと歪み切った視点がふんだんに詰め込まれたお気持ち表明文になってしまった。

 

ある日私はとあるイベントで知り合って仲良くなったネズ美(仮名)に誘われて飲みに行くことになった。イベントでは初対面であったが、共通の趣味があり大変話が盛り上がったのだ。友人からは「いやそれ怪しいでしょ」とは言われたが、これまでオタク生活を送ってきた中で初対面の同志と盛り上がり仲良くなることは珍しいことではなかった。それ故にこの時点で私は彼女を疑問に思う事は無かったのだ。

そして来たる飲み会当日。場所はネズ美が指定しており、私は当日までは一切知らなかった。どこかオススメの店にでも行くのだろうかと思っていた矢先に連れて行かれた先は、良く知らん高層のタワマンの一室だった。室内は見知らぬ人が大勢いた。おそらく20人近くはいたのではないかと思う。

普通の女子会に参加したつもりだった私はこの時点でかなり面食らってしまった。当の本人であるネズ美からは「皆でワイワイ飲めれば楽しいと思って」との事だった。

 

そこにいたのは‪全員性別・年齢層バラバラかつ各自の繋がりが不明な集団で本当はこの時点で疑うべきだったのだが、いかんせん私自身オタクであり初対面同士で集まることも経験が無い訳ではなかったために「何かのオフ会か??」位にしか捉えてなかった。

飲み会の内容としてはその手の勧誘にありがちな独立して成功したくない?成功するためには人脈と投資が必要だよ?そのために今どの位お金と時間を犠牲に出来る?的なものだった。周囲の情報を掘っていくと、どうやら皆成功を夢見て、そしてその夢を追っているらしい。全員揃いも揃ってこの話題なのである。興味の無い話題に対してのトーク力皆無の私にとってはもう既に地獄であった。いくら夢の話とはいえ、到底私のような夢女子がカバー出来る範囲の夢の話ではなかったのだ。

夢や目標を持つ事自体は悪くない。ただ、正直私自身は成功とかどうでも良くて、推しを愛でてダンスして酒を飲んでたっぷり寝れれば幸せというクズ寄りの人間なので、出来る事は目の前で繰り広げられるよく分からんビジネスドリーム小説に対してただ「はぇ~~」とアホみたいな相槌をうつだけだった。‬

 

そして私はこの動揺した気持ちを紛らせる為に食べ物に集中するかという思考へとシフトチェンジすることにした。だがしかし、出てきた料理がまぁアレだった。その日参加費として4000円程度徴収されていたのだが出てきたのは手作りたこ焼きとスナック菓子が2~3種類。以上である。マジか。そしてなけなしの料理達もこの大人数に対して足りるかどうかというギリギリの量が出されていた。

私が冷静になったのはこの瞬間だった。‬

どう計算しても割に合わない.....推してる居酒屋ならこの値段でしっかり飲み食い出来るし.....というか宅飲みなら食材費を基本的に人数分で割るんちゃうか?これだけの人数がいてあの値段の参加費を払ってるなら余剰分の予算は一体どうなって......もしや利益を出そうとしている人物がいる??.......なら何の目的で??....... という思考で頭が埋め尽くされていた。‬

‪後から知った事なのだが、🐭系はこういったトンデモ価格設定な飲み会やパーティーを開いて資金繰りの予算調達をするらしい。もう少し早く知りたかった。正直、この飲み会の参加費で腹いっぱい好きな物を食べたかった。

 

何とか時間が過ぎ、終了時間となった。ネズ美からは「良かったでしょ?凄い人とも会えるし人脈作りにもなるの!次もどう?」といったいかにもな誘いが来たがその場で断った。‬

その後もネズ美からは相変わらず飲み会への誘いが続いているが、完全に前回の飲み会で反省した私はもう参加するまいと決めていたため断り続けている。前回と違って誘い文句に加えてネズ美が言うようになったのは、「友達を連れて来て欲しい」という言葉である。やっぱり何人連れてこいみたいなノルマでもあるのだろうか。これに関しては、1人も友達がいないと言い逃れをしているがあながち間違いではないので問題ないだろう。

 

 

初対面とか面識が少ない人と関わる時は気をつけよう!本当に!!